人類は歴史的に様々な興奮、覚醒作用のある物質を生活の中で用いてきました。そのなかでも代表的なものとしてカフェイン、ニコチン、ベテル(インドから東南アジア)、コカ(南米)、カート(アラブの一部)などがあげられる。コカやカートの葉を伝統的に用いた地域では、現在も合法の国もある。
「カフェイン」
お茶、コーヒー、カカオ(チョコレート)、さらにはガラナやコーラナッツなどに含まれるカフェインは最も身近な興奮剤だ。中枢神経興奮作用により眠気の除去、疲労回復など元気になる薬として古くから用いられてきた。
カフェインは脳内で神経伝達物質のノルエピネフリンを放出させ、大脳皮質を活性化させる働きがある。その薬理作用は覚醒剤アンフェタミンの作用と似ており、危険性の少ない覚醒剤と表現してもよいだろう。
上手なカフェインの用い方として、仕事や勉強で疲れた時に服用すると効果が大きいことを押さえておきたい。カフェイン150ミリグラム(コーヒー1杯分ぐらい)ほどの服用が覚醒水準・集中力を高め精神機能を快活にするうえで適量とされている。元気一杯のときに服用しても効き目が更に増すわけではない。また過剰に摂取すると精神的に不安定になったり脈拍も不整になるので注意したい。どこの薬局でもカフェインを主成分とした商品が何種類か市販されている。
カフェイン・ハイを楽しむなら何と言っても抹茶が一番。抹茶の銘柄は値段が高くなるにつれて甘みが増していく。2杯も飲むと目が冴えてきて集中度が増してくるのがよくわかる。ついでに補足すると抹茶+アスピリンでマイルドにテンションが高くなる。スピード的なバランスが崩れたぎこちなさは皆無で、朗々としたノリなのが特徴。アスピリンは頭痛、歯痛、風邪などの症状の時、消炎、鎮痛、解熱剤として世界中で用いられている有名な薬(バファリンの主成分)。安全性は非常に高い薬だが、胃を荒らす副作用があるので注意したい。